2012年12月30日日曜日

年の暮れ

釧路は寒かったのですが、東京もやはり寒く感じます、とくに風の強い日はブルブル。
すぐちかくの蕎麦屋さん「まつや」にはそんな寒い中行列が続いています。きのうNHK
で往年の紅白の名場面をやっていましたが、そのなかに若い江利チエミと北島三郎、そして宮田輝が「まつや」の店の中から中継という場面がありました!白黒のそうとう昔の映像でしたが店の中は変わらず すぐにわかりました。

2012年12月22日土曜日

釧路から

20日から釧路に来ています。きのうの朝はマイナス16℃近くで寒さがチクチクと刺さるようでした。今朝はマイナス一桁、寒くないねという言葉が口からでて自分でも驚きです。このシバレている空気がほんとうに美しい景色を見せてくれます。明るくどこまでも澄んで気持がいい。
今年は雪が多く街も真っ白です。内地で見る雪景色は雪がどこか暖かく見えますが釧路のは雪というより細かな氷のようです。幣舞橋には四季の像があり有名な彫刻家による女性像が4体飾られています。子供の頃は寒い冬に裸のような像を見ると寒いから服を着せたほうがいいのに・・と感じたのですが、久々に見たらどこまでも澄んだ青い空気にすっくと立つ姿がほんとうに素敵でした。写真は冬の像です。上には月が光っていました。
街のなかにこんなに素晴らしい彫刻があるのは誇らしい気分です。一年中素晴らしいのですがやはりこのうんと冷え込んだ冬こそが街が美しく輝く季節だと感じます。
とは言え足下のツルツルは怖いです・・

東京黒百合会小品展・合評会

さて、最終日は2時に展覧会を終了してここからは忘年合評会となりました。作品展に出品した絵だけでなく当日持ち込んだ方も何人もいらっしゃって意気込みを感じます。
この会には指導者がいないので皆好きなように言います。「絵は写生と違うんだ」という言葉も 皆で行った写生会のスケッチやその後の作品を見ながら交わされると 我が身に迫ってきます。が反面「こうすると良くなる」という言葉には誰の絵としてなのかと考えたり・・また朝のテレビのクラシックコンサートを毎朝クロッキーしているという話には視聴しているだけのわたしは驚きました。絵は個人的なものだけれどこうして皆で楽しみを共有できることが素晴らしいと感じます。画廊が役に立っていると感じて幸せな一日でした。

第一回東京黒百合会小品展

12月11日から16日までひらかれました。26名、20号から4号まで31点の充実した作品展でした。
この会は北海道大学美術部黒百合会のOB会で、年末の一週間 画廊は「特設北大・黒百合談話室」となりました。会員が持ってこられた 教授だった祖父が退官するときに贈られたという校舎をかたどった木製のオルゴール(もちろん曲は都ぞ弥生)の調べがすばらしく、またいろいろな読み物も並んでなかなかに落ち着くいい空間です。古い友人と楽しげに談笑したり、あらためてゆっくり学校のことやもちろん絵のことを話あったりと外は寒かったのですが、とても心温まる部屋となりました。

2012年12月2日日曜日

神田の街をスケッチ

今日は一番の寒さだという天気予報でした。お昼前に画廊の近くを歩いていたらすぐそばの古い建物をスケッチしているグループがいました。かなり暖かい日でもスケッチしていると冷えてくるものです。まして今日は・・・・ぶるぶる
いちど画廊に帰ってふたたび見に行きました。あら!姿が無い・・と思ったらすこし離れたところで発見。思わず声をかけました。画廊の宣伝のためもあったけれど気になって。
お誘いして画廊を見に来ていただきました。こちらは画廊の宣伝、みなさんはちょうどお手洗いや寒さから一息でお互いによかったようでした。埼玉の絵画の会だそうで、ちょっぴりでしたが絵の話をしたりして、いままでなら知らない人とこうしていきなり話すなんてないことだなぁと思って興奮してしまいました。スケッチを楽しむ人がたくさんいることが嬉しかったです。そのあとみなさんは「やぶそば集合!」と出かけて行かれました。


2012年11月29日木曜日

おもわず写真を・・

なにげなく近所のコンビニに行ったら、こんなものが!
「まつや」さんは画廊のすぐそばです。12月はおそばを食べにきた人がものすごい行列になったりします。暗くなって提灯に灯りが入っているところなんかとても素敵です。
いつも「おおごまそば」を食べます。ゴマだれで食べるもりそばの大盛りって言う意味です。

2012年11月25日日曜日

東京駅そばの鉄鋼ビルの彫像

北の丸公園から東御苑を散歩して そのまま新しい東京駅を見に行きました。新しいといっても昔の姿を復元したのでした。素敵な眺めでしたがもうすこし時間が経ってレンガや屋根がピカピカでなくなれば さらに落ち着いた雰囲気になって魅力的でしょう。
ところで八重洲側の日本橋寄りに鉄鋼ビルという大きなビルがあったのですが取り壊していました。夕暮れ、もう日が落ちて でも完全には暗くなっていない時間にこの前を(正確には道路の反対側の歩道)を通ると、ビルの大きな玄関の中に金色の明かりに照らされた大きな女神の彫像が見えました。その眺めがほんとうに素敵でこの前を通るのがとても楽しみでした。しばらくして玄関が改装されて女神の彫像は右側に移されて外からは見えなくなってしまいました。ほんとうにがっかりです。がまんできずに中に入って見てみました、警備のおじさんがいましたが見るにはかまわないようで、近づくとマイヨールの作だとわかりました。これから鉄鋼ビルはどうなるのかわかりませんが、あの素敵な眺めが見られるといいと思うけれど・・・
東京駅からタクシーに乗ったときも、夕暮れに歩道を歩くときも必ず楽しみにしていた景色です。もっとほかにもそんな彫刻が街にあるといいのに。

東京も秋

きのうは上野公園、今日は北の丸から東御苑に行ってみました。桜、銀杏、ケヤキなどの紅葉が綺麗です。また落ち葉の多いところは歩くとカサカサと音がして香ばしいいい匂いがします。上野公園、人出が多くて小さな子供連れはやはり動物園か、また科学博物館ではチョコレート展だし・・ともかく大変なにぎわいでした。奥にある都美術館に行きましたが たくさんの展覧会、それぞれにたくさんのお客さんです。
春の桜の季節の展覧会も素敵だけれど、この季節も日差しがキラキラしてとても気持ちがよかったです。

2012年11月12日月曜日

「菜摘子」展

雨上がり、狛江まで電車に乗って「菜摘子」展に行きました。
駅前には素敵な緑地があって 雨に洗われた空気に鳥が鳴いていてさわやかです。カフェと一緒になった明るい会場に菜摘子さんの絵がたくさん並んでいました。
菜摘子さんの作品は柔らかく明るい光に満ちていてそばで見ても、離れて見ても素敵です。寒い季節に見るとなんだか毛糸で刺繍されているみたいに立体的に感じたり、なにか音楽みたいにリズムを感じたりします。また作品とタイトルがとてもいい感じでほんとうに引き立て合っています。「詩」みたいです。
会場の端では菜摘子さんが絵を描いていました。お母様やほかのお客様と一緒に飲み物をいただきながら おしゃべりしたりしてとても幸せな時間でした。
ついついいつものように・・・わたしの画廊に菜摘子さんの絵が並んでいるところを想像してちょっと楽しくなったことでした。

2012年11月8日木曜日

いいんでないかい二人展 「てぶくろ」

会場はなにもかもぎっしり!です。まず作品がぎっしり、しかもその一枚一枚が丹念に描き込まれた油彩と 丹念に切り出されたきりえでそれだけでも濃密な空間です。どちらもファンタスティックな不思議な世界が表現されています。さらにお花がたくさんです。朝部屋を開けるとお花の香りがあふれます。ようこそ花園へ。
ついつい一枚一枚説明してもらいたい、作者の思いを聞いてみたいと思うような作品が並びます。夫婦二人の作品がどちらも存在感があって堂々と存在しあっています。

初日のパーティーは荒天にも関わらず100人はいるかも(すこし大げさ)という大盛況で、正直こんなにこの部屋に人が存在できるとは・・・・と心底驚いてしまいました。頭には子供の頃に読んだ「てぶくろ」という絵本がうかびました。猟師のおじいさんが落とした手袋に 初めはカエルやネズミがそのうちウサギやキツネ、しまいには熊さんまでやってきて住むという、ぎゅうぎゅうの手袋の絵が・・・・・うわ〜!

想定外の出来事にオロオロしつつも、そのあとなにか愉快な気分になったことでした。

2012年11月4日日曜日

いいんでないかい 二人展 準備

明後日からの展覧会の飾り付けが終わりました。楽しい作品が会場一杯です。
油彩ときりえの組み合わせがちょうどいい空間だと思います。とくにきりえは間近で親しく見たのは初めてですが切り出された黒い紙の線と染め紙の色が洒落ています。なんとなくリズム感があって楽しいと思います「。筆で描くのとは違ったリズムです。
油彩のほうは、不思議な世界観の作品が並びます。丹念に描き込まれた作品はずっと変わらないようでもあり、その時々の作者の心を映しているようでもあります。
たくさんの方に見てもらいたいです。
なんといってもご夫婦で還暦記念に作品展なんて素敵ですよね。

2012年10月31日水曜日

真鶴へ

週末真鶴に写生に行きました。素晴らしいお天気で空も海もキラキラしていました。10年くらい前にもお世話になった「みよし旅館」にまたお世話になりました。前回は雨がザーザー降り 宿から雨の真鶴港を描いたのですが今回は青く晴れた港の景色を楽しめました。夕方になると赤みがかった光の中で真鶴の町は赤っぽい屋根が目立って素敵な色合いに、お日様が沈むと港の真上に白く月が光って町は青白くなりました。夜はみよし旅館の豪華なお刺身を堪能しました。さらに掘り立ての里芋も美味しくて海の幸が名物なのに里芋とは・・と可笑しかったです。
さて早起きしてうっすらと空が赤みを帯びるところから日の出までを味わったのはもちろんです。お日さまはちょうど真正面港の真ん中に上ってきました。ときに紅い提灯のように光っていたり、海がまるで高温に溶けた金属のように滑らかに白く輝いている様子は見飽きることがなくて、しかもその中を早起きの船が出かけて行きました。浦島太郎ではありませんが「絵にも描けない美しさ」と面白さでした。泊まりがけで写生に行くと朝晩のこんな景色を見られる楽しみがありますね。
・・・・スケッチの出来はさておき・・・・

いいんでないかい 二人展

展覧会は11月6日(火)から11日(日)です。たくさんの人に見て楽しんでもらいたいです。

11月の展覧会

11月は細井真澄さんと奥様章子さんの夫婦二人展です。
細井さんは油絵、章子さんはきりえです。
展覧会タイトルは「いいんでないかい 二人展」北海道にちなんだタイトルです。
画廊をオープンするとき「画廊はお祝い事のお手伝いでよろこびごとのお手伝い」とあるかたに言われましたが、そのとおりで楽しみです。

2012年10月15日月曜日

あっという間の一週間でした。いらしてくださったみなさまほんとうにありがとうございます。
朝早くに準備をしながら、首藤さんの素敵な作品に囲まれた時間はすばらしく贅沢でした。
絵の感想はそれぞれ、多くの方が首藤さんの絵を見ていると気持ちがいいとか癒されるとおっしゃいました。絵を描いているときの気持ちが伝わるのかもしれないなぁと思いました。
また、楽しかったのはいろいろな絵の話が耳に入ってきたことです。写生した場所の話、どんな道具で描いたのか、絵を描くときになにがいちばん大切でどんなことが楽しくて仕方ないのか・・こんなことを毎日聞いていたら、すぐにでもスケッチに行きたくなってしまいます。首藤さんのマネをして水に溶ける紙巻き鉛筆の黒や紺色を持って、山や海、街へ、いまならちょっと高揚した気分でペンも筆も奔りそうです。
きょう壁からとりはずしましたが、それは淋しく 神田祭りのあとみたいな気分でした。

2012年10月10日水曜日

開廊しました


とうとう開廊しました。四月に思いついて十月には開廊!あっという間です。たくさんの方が画廊を作ってくださいました。ありがたいことで感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんの方が見に来てくださいました。画廊はとても静かで落ち着いた気持ちになれると多くの方から言われました。嬉しいです。
夕方からはささやかなお披露目でした。和やかな楽しい時間でした。思いがけないいろいろな顔ぶれでした。それぞれが楽しそうにくつろいで、いろいろ忙しく用意してくださった食べ物や、持参のお酒などずいぶんたくさん飲んだり食べたり・・居心地良さそうだったのがなによりうれしかったです。ありがとうございました。

首藤さんの素敵な絵に囲まれた空間で幸せな時間でした。

たくさんの人に首藤さんの絵を見ていただきたいです。ぜひ

2012年10月6日土曜日

いよいよ来週 初めての展覧会が始まります。
「首藤義明展」です。
首藤さんの水彩作品60号と30号でずらりと並んで爽快な感じです。
きのう皆で飾り付けをしました。並べてライトをあてたらそれはそれは素敵でした。
だれもいなくなって、一人でゆっくり椅子に座って味わってみました。贅沢です。
たくさんの人に首藤さんの絵を見てもらいたいです。
スケッチブックも展示されています、こちらもまたとても面白いです。
そうとうドキドキしてきました。

2012年9月20日木曜日

パソコンは難しい・・・
今日はパソコンの使い方についていろいろ教わりました。
写真をうまく撮って、楽しい美しいいろいろな絵を紹介できるようになりたいものです。
まずはブログを毎日・・でも誰かが読んで楽しいものを書くのは技術以前に難しいと思います。

須田町に雲林という中華料理のお店があります。そこでランチをしました。とても有名な藪蕎麦の向かいにあるのですが、こちらの中華もとても美味しくおすすめです。

2012年9月15日土曜日

今日は大安、日がいいので看板開き!となりました。お世話になった方々、仲良しの友達と一緒に見守る中、棟梁が白い紙をはがしました。

容れ物は完成しました。あとは楽しい場所になるようにがんばります。

2012年9月13日木曜日

看板が今週中にできます。ロゴをここに載せたいのですがうまいことできません。
それから、来週「新美術新聞」という新聞の9月21日号に画廊オープンの広告が出ます。後藤さんにつくっていただいたロゴも間に合いました。
これもファイルがあるのですがここに載せることができません。
残念だなぁ

2012年9月12日水曜日

九月に入りました。画廊の中はほとんど出来ました。
ためしに絵を並べてみました。ゆったりかけると20枚、30枚くらいまではらくらくならべられるようです。
自分の絵を並べてみました・・・ちょっと楽しい気分です。
今週中に看板がついて、ほぼ完成です。

2012年8月24日金曜日

先週は、仕切りを作って、壁に石膏ボード、その上からベニヤ板をはりました。今週は壁紙が貼られ、印象ががらりと変わりました。落ち着いた壁紙がいい感じです。
それから天井にスポット照明のレール、絵を吊るすためのレールをつけています。
ためしにスポットライトをひとつ、絵を吊るす金具とワイヤを一組つけて絵も架けて様子をみました。なんだかとても嬉しかったです。

さらに建具屋さんが扉をつけていきました。

2012年8月15日水曜日

8月になりました。大工さんが入って仕切りができてギャラリーのかたちがわかるようになりました。具体的なものが目の前にあらわれると、ドキドキ心配になったり、また目の前の空間をみるとなかなかよい空間なのではないかしらとすこし勇気が出ます。この空間に絵が並んで、楽しい場所になることを想像しています。

2012年6月25日月曜日

画廊といっても、いろんな画廊があります。
絵を描くことはとっても個人的なことだと思いますが、
仲間と写生に行ったり絵を見ながら感想や発見を語り合ったり、また気のあった仲間とグループ展を開いたり・・・、自分の世界を個展で表現してみたり・・・またまたそんな展覧会に遊びにいったり。そして会場でちょっとしたパーティーをして久しぶりの友人に会うかもしれないし。そんな絵をきっかけに楽しい時間や空間が生まれるそういう画廊がわたしの夢です。

2012年6月24日日曜日

神田須田町でギャラリーを始めることにしました。
まだいろいろ準備中です。今年の秋にはオープンしたいと思っています。
ギャラリーの名前は「神田画廊」としました。
準備室、ということでいろいろ考えていることや、画廊ができていく様子などをここに記録していきたいと思います。